技術

ファイル名へのバージョン番号付与取り決め(レザボア・コンサルティング式)

レザボア・コンサルティングの伊賀です。この記事では、レザボア・コンサルティングにおけるファイル名へのバージョン番号付与取り決めをメモします。

この記事で実現すること

私たちが仕事でファイルを取り扱うなかで、ファイルの版管理が必要になることがあります。ファイルの版管理には様々な手法がありますが、そのうち ファイル名 を工夫することによって一意かつ版情報が含まれたファイル名を得るための私たちの取り決めを示します。

具体例: 任意のファイル名.xlsx のファイル名をもとに、任意のファイル名-20241231g.xlsx のように年月日を伴う一意な版情報をあらわすファイル名を得ることができます。

取り決め

以下のような取り決めで一意かつ版情報が含まれたファイル名を得ることとします。

  1. 対象とするファイル名から、いったんファイル拡張子の文字列を除去します。
  2. ハイフンを右側に追加します。(内容に関わらず固定でハイフン)
  3. 年月日を右側に追加します。月や日が1桁の場合は左側に0をついかして2桁に増やすこととします。
  4. a,b,c の順のアルファベット1文字によるバージョンをあらわす文字を右側に追加します。
  5. 冒頭で除去したファイルの拡張子を右側に追加します。

また、ここで最終的に得られるファイル名は一意になるように努めることとします。

具体例その1

任意のファイル名.xlsx という名称のファイルに2024年1月9日のバージョン1という情報を与えると、任意のファイル名-20240109a.xlsx という名称が得られます。

1月、9日はともに1桁であるため、01月09日のように0を左側に埋めて2桁としています。また最初のバージョンであるので 小文字アルファベットの最初の文字である a を付与しています。

具体例その2

同様に 任意のファイル名.xlsx というファイル名の 2024年12月31日のバージョン7という情報からは 任意のファイル名-20241231g.xlsx という名称が得られます。

12月、31日はともに2桁であるため、そのまま利用します。また7番目のバージョンであるので 小文字アルファベットの7場面目の文字である g を付与しています。

背景

世の中には、管理簿を用いたルールから、クラウド上のファイル共有などのツール、ソースコード管理のようなテキストファイルの扱いが得意な仕組み、などファイルの版管理には様々なやり方があります。
その中で、ツールに依存せず、そしてファイル形式に関わらず利用することが可能な、簡便で直感的な方法であるこの取り組り決めを利用しています。

更新履歴

  • 2024-02-02 初出

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